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ちょっと良い話・・・過酷な環境で闘う男達を応援したいと思った

ちょっと良い話・・・過酷な環境で闘う男達を応援したいと思った

2014.3.26 日立ソリューションズ

元はテレビの女性アナウンサー。現在は海上自衛官にして、自衛官のメンタルヘルスケアに取り組む臨床心理士。そんな異色の経歴を持つのが山下吏良氏である。自衛隊の中で働く苦労や醍醐味、東日本大震災での経験、組織におけるメンタルヘルスケアの重要性などについて話を聞いた。
山下吏良氏
1972年京都生まれ。同志社大学卒。
テレビ大阪報道部記者、NHKニュースキャスターを経て、フリーアナウンサーになる。
取材を通してメンタルヘルスケアに興味を持ち、京都ノートルダム女子大大学院にて臨床心理学を履修。
臨床心理士試験に合格し、2007年10月、海上自衛隊に入隊する。
現在は、佐世保地方総監部に所属し、広島県江田島市の海上自衛隊第1術科学校に入校中。


元はテレビの女性アナウンサー。
現在は海上自衛官にして、自衛官のメンタルヘルスケアに取り組む臨床心理士。
そんな異色の経歴を持つのが山下吏良氏である。
https://premium-service.jp/psw/premium/fea_samurai/91/ind...

── 東日本大震災では、自衛隊の献身的な活動に注目が集まりました。
隊員の方はこれまでになかったような経験をされたのではないでしょうか。

スマトラ沖大地震の際の救助活動に参加した隊員はいますが、今回のような大規模災害は多くの隊員にとって初めての経験だったと思います。私が所属する海上自衛隊は、陸路で近づくのが困難な地域に海からアクセスして救援活動を行ったり、海に流された家や漁船に残された人たちの捜索救難活動を行ったりしました。ほかにも、医療支援、入浴支援、孤立した地域や離島への物資輸送といった任務にも当たりました。

最前線で活躍したのが、EOD(爆発物処理班)の隊員たちです。本来は海の中の機雷処理を行うのが任務なのですが、今回は、津波に流された方々を捜索したり、艦のプロペラに絡まった障害物を除去したりといった作業に従事しました。3月の東北の海では、15分間海中にいると体温が低下して危険だといわれているそうで、かなり過酷な任務だったと思います。

── 災害の現場には行かれたのですか。

本来は現場に行く立場ではないのですが、過酷な作業を実地に見聞するため、現場に行かせてもらいました。

陸前高田から掃海母艦、掃海艇、ゴムボートに乗り込んで、ゴムボートでご遺体を収容する現場にも立ち会ったのですが、損傷が進んだご遺体を目にして、いろいろ考えさせられました。多くの隊員にとって、お子さんや女性のご遺体を見るのは、自らの妻子を思って、特につらい体験だったと思います。

掃海艇の中では、救助に当たっている隊員たちに、厳しい活動の中で何が一番の支えになったかをヒアリングしました。後のメンタルヘルスケアに役立てるためです。多くの隊員が口にしたのは、「仲間とのつながりやいたわり合いが心の支えになった」ということでした。

実際、救援活動の現場では、ほかでは話せないような率直な気持ちを語り合い、励まし合うなどして、次の日の活動に支障が出ないようにするという動きが自然に生まれていたようです。マニュアルを読む間もあまりなかったようですが、現場の隊員たちの自助努力によって効果的なセルフケアが行われていた。そのことに非常に感動しました。

── 災害後、隊員の方からの相談件数は増えましたか。

いえ、予想よりはるかに少なかったですね。そもそも救援活動中は、任務が忙しくて相談する暇もありませんし、活動が一段落してからも、それほど多くの相談があったわけでもありません。手足の震えが止まらないとか、夜になかなか眠れないといった症状を訴える隊員はいましたが、それはいわば「異常事態に対面した人の正常な反応」だから、過敏になる必要はないと伝えました。また、上級指揮官からのねぎらいの言葉を現場で救助に当たった指揮官に伝えると、それだけで大きな励みになるといったケースもありました。

一人ひとりの隊員の業務負荷を減らしたい

── 前職である記者やアナウンサーの仕事が「伝える」ことだとすれば、現在の臨床心理士の仕事は「聞く」ことですよね。かなり思い切った転身だったのではないですか。

そうでもないんですよ。記者の仕事の多くはインタビューですから、「人の話を聞く」ということをずっとやってきたわけです。アナウンサーの時も、単に用意された原稿を読むだけではなく、伝えるべき事実の背景を理解するのにいろいろな人にヒアリングしていました。その意味では、ずっと「聞く」ことの訓練をしてきたと思います。

例えば、阪神大震災や臓器移植に関する取材に携わったのですが、相手の率直な言葉や感情を引き出すには、その人の立場に立ち、その人の気持ちになって語り掛けなければならないんです。

現在の私の主な仕事は、隊員と個人面談をしたり、電話やメールでの相談に乗ったりすることですが、やっていることは、記者やアナウンサーの頃とあまり変わっていないと思っています。相手の立場に立って、相手の話をしっかり聞くという点は同じですから。

── 臨床心理士として自衛隊に入隊した理由をお聞かせ下さい。
企業に勤めて、会社内のメンタルヘルスケアに従事すると言う選択肢も在ったと思うのですが。

自衛官に成ったのは、惨事ストレスケアに取り組みたい、
過酷な環境で闘う男達を応援したいと思ったからで、

現在の仕事はとても遣り甲斐が在りますし、遣るべき事もまだまだ在ります。

── 「遣るべき事。」とは?。
先ずは、海自と云う組織内のメンタルヘルスケアの体制を更に充実させる事です。
其の為の施策の企画立案にも積極的に参加していきたいと思っています。

自衛官が職務にまい進できる環境を造る。其れが第一ですね。
他にも、自衛隊と云う組織を、国民の皆さんに広く理解して戴く為のPR活動等も、
手伝わせて戴きたいと考えています。

── 自衛隊に入って戸惑った事は在りますか?。
35歳と云う年齢での新入隊員教育、いわゆるブートキャンプの厳しさには正直戸惑いました。

でも、考えて見れば、僅か70日間で、最低限の、「らしさ。」を備えた幹部、
海上自衛官を“促成栽培”しなければ成らないのだから、厳しいのは当然でした。

そうした洗礼を経て来た私の目から見ても、今の海上自衛隊、特に艦乗りの仕事と云うのは、
時間的、空間的に抑圧され、ワークライフバランスも適正を欠きがちです。
隊員一人1人の仕事の負荷を減らす為の業務改革は是非とも続けて行きたいですね。

── 逆に自衛隊に入って、良かったと思う点をお聞かせ下さい。
沢山在ります。
だからこそ、この仕事を続けていられるのだと思います。

真っ先に思い浮かぶのは、上に立つ人達の人柄が素晴らしいという点です。
統率力があり、「この人に就いて行きたい。」と、思わせてくれる指揮官が多いです。

其れから、自衛隊と云う一般の方々には余り馴染の無い組織でメンタルヘルスケアに
取り組むと云う事自体が、知的好奇心や、(中途採用の臨床心理士としての)
パイオニア精神を満たしてくれている様に思います。


── 1日に10人以上の隊員の話を聞く事も在ると聞きました。
是は驚異的な数ですよね。
ご自身のメンタルケアはどうしているのですか?。
1人に付き、丸1時間を掛けて話を聞くとすると、1日で10人と話すのは物理的に無理です。

電話で短時間話をしたり、単に情報を提供したりするだけと、
云うケースを含め10人程度に成る日も在ると云う事です。

でも、深刻な話を立て続けに聞くと、ストレスが溜まるのは確かです。
私の場合、お酒を飲んだり、カラオケで歌ったりする事がストレス発散に成っています。
特に,歌を歌うのが最良のセルフケアに成っていますね。

大切な事は、「思い遣り。」と、「絆。」


── 企業の経営者や管理職の方々に向けてアドバイスを戴けますか?。

メンタルヘルスケアに於いて最も大切なのは、「思い遣る。」だと私は思っています。
其れは勿論、甘やかしたり、怠けさせたりする事とは違います。

相手を思い遣る気持ちをベースにして、互いの絆を造り上げると云う事です。

労働時間が長いと心を病んでしまうケースが多いと言われますが、
職場の人間関係が巧く行っていれば、例え仕事が多くても、
病気に成らずに済むケースが多いんですよ。

防衛医科大学校の教授で、日本の自殺予防研究の第一人者である
高橋祥友先生は、「気付き。」と、「絆。」が大切であると仰っています。

同僚や部下の不調に周りにいる人達が気付き、
本人が相談窓口に行き難ない場合は、代わりに相談に行って上げる。
又、外部の医療機関や家族との安定したネットワークを造る。

そう云う事に真剣に取り組むだけで、職場のメンタル環境はかなり良くなる筈です。


── 心の不調は、明確な原因が在るのか、安易な現実逃避なのかを判断するのが難しいですよね。ええ。
ですから、メンタルヘルスの基礎的な知識を皆が持つ事が大切なんです。

医療的措置が必要なものなのか、休養を取れば済むものなのか、
或いは、叱咤激励すべきなのか。
其れをメンタルヘルスの観点から周囲の人が判断出来るのが理想ですね。

最終的には、「もし、其の人が自分の家族だったらどうするか?。」
と云う判断基準が有効だと私は思っています。

家族だったら、病院に連れて行くか、仕事を休ませるか、
或いは励まして仕事を続けさせるべきかを真剣に考えますよね。

そんな親身な姿勢で、
相手の現状を見極めて上げる事が大切だと思います。

── 親身に成る事は、人との絆を深める上でも、仕事の上でも、とても大切です。
「相手を思い遣り、絆を大切にする」。
絆を作り辛い時代だからこそ、こう云う考えを持って仕事に取り組む姿勢が必要に成って来ると思います。

〈取材後記〉
山下さんが現在、短期間の教育を受る、広島県江田島市の海上自衛隊
第1術科学校にて取材をさせて戴きました。

海軍兵学校以来の伝統の地と云う事もあり、校内はとても奇麗で、
廊下等で擦違う方もキビキビとして規律の正しさが伝わってきました。

取材後には、ワゴンに乗り込んだ私達を、広報官と山下さんが、
美しい敬礼で見送ってくれたのが、非常に印象的で感動しました。

又、山下さんは向上心の塊の様な女性。
制服姿も凛々しく、旺盛な向上心と仕事に対する情熱を感じさせる人でした。

でも、普段は年齢不相応の可愛らしい服を着てお出掛けに成るのが好きなのだとか。
其のギャップも素敵だなと感じました。
http://www.hitachi-solutions.co.jp/column/samurai/feature/91/
ネタ元my日本
http://p.tl/Hz3W





NHK嫌いのネチズンや保守が多いが・・・。
NHKにもこう言う人がいた。
>過酷な環境で闘う男達を応援したいと思った
男を泣かせる女性ですね。
大和撫子などもういないと言う人もいるが。
ネットにもいるし、NHKにもいましたよ。



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